媒体の表現力
「ひぐらしのなく頃に」のアニメを昨日見ましたが、原作のノベル*1やマンガと比べると一言の説得力は夫々異なりますね。例えば鬼隠し編のワンシーン、雛見沢の過去の事件の言及に対してレナは「知らない」、魅音は「なかった」とアニメでは夫々声でそっけなく圭一に返答しますが、マンガでは返答の異常性が際立ったものとして描かれています。ノベルも立ち絵がある分表現としてはマンガに近いですが、マンガに比べ視覚情報が少なくプレイヤーの想像力が働くためこれはこれでマンガとはやや異なる趣が感じ取れます。
動的なシーンや言葉のニュアンスが必要な表現はアニメという音声動画が適していますが、流れる時間も動的な分どうしても強調という表現がマンガやノベルよりも浅くなります*2。マンガやノベルは読者やプレイヤーの自由な速度*3で読み進めるために感じ取る強調の度合いは音声動画に比べ人夫々大きく異なります。
……オチはないんでしゅが(リアルタイプミス)要するにメディアによって表現力には長短あるんだなということを実感しただけです。そんだけの駄文。(ぉ