相田裕「GUNSLINGER GIRL 9巻」/kashmir「○本の住人 2巻」
読了。
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: コミック
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9巻にして予定されたひとつの終焉を迎えました。死を迎えたことを通して、義体と担当官の関係性がそれぞれ浮き彫りになる中、義体の担当官への忠誠というのは義体本人が自覚できるほどに揺るがず、また身近な人の死を経験してもそこに悲しみすら感じない異常性も浮き彫りになります。担当官だけが知る予定調和の死は、残された者に対して深い影を落とし、そこに遺るものは悲哀でしかないとわかりつつもどうすることも出来ないジレンマ。唯一の救いは、義体の研究成果が医療として世に活用され始めたこと。そういった希望を世に残し、残りわずかな期間の仮初めの余生を生きる義体たちがこれから何を思うのか興味が湧きます。
余談。パスタ王子の話はガンスリがまだ同人誌だったころからある話で、それを知る私としては終末に悲しみを禁じ得ません。
読了。
- 作者: kashmir
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: コミック
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1巻から変わらずすっ飛ばしてます。すげえ。みかちゃんのキャラがどんどん変な方向に立ってきました。
こんなマンガを描ける作者の頭の中を覗いてみたいですね。