anNina「natal」
アニメイトで買ったらサイン色紙が付きました。やたー。
ASIN:B001J63VYQ
anNina名義ですが、バリバリのinazawa(bermei)節でした。根幹は同じなのですが、でも同人からのある程度貫かれていた作風と少しずつ違っていて、なんというか、メランコリックさが増して空気感がすごく感じられる(透明感ともちょっと違うんですが)新鮮な音作りで驚きました。「対象a」の時もすごく清廉な空気感が表現されていて、そこに弦カル*1が切り込んでくる構成ですが、今回も同様に所々に温かな弦が挟まれ、帯の言葉を借りるなら憂愁の世界がそこに現れており、bermei氏の進化が充分に伺えます。
なんだろう、憂いを帯びたサウンドはいつも通りなのに、annabel氏の声がすごく有機的に作用していて一層独特の生っぽさが感じられる空気を作り出している、そんな感じです。語彙が貧弱なのでうまく説明できないんですけど。この特異な音世界は聴いていて刺激になります。
*1:弦楽四重奏の意