悲しい目をしたマユゲ犬2.0

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オリジナル・アレンジ楽曲をpixiv BOOTHで販売中。

菅野よう子「Song to fly」/村治佳織「Portraits」

Song to fly。
Song to flyASIN:B00005GXKU
ブルガリアンボイスやワルシャワコーラス起用など、主に声に重点を当てて制作された感じ。スケール感のある壮大な景色がすぐ眼前に浮かびそうなほどの楽曲が揃い、それこそ大地から飛び立ちそうな勢いを持って耳に直撃してきます。こういうアルバムも久しぶり。
声というのは非常に原始的でありながら、その力は実に強力で、命の伊吹を訴えかけるが如く、聴く者を時に包み、時に心の内から開放させるほど。それが菅野よう子御大の手による楽曲が乗ることで何倍にも増します。
まとめ。今時の表現をすると、パネェ。いやほんとすごい。


Portraits。
ポートレイツ(限定盤)(DVD付)ASIN:B002L48GF4
こちらの感想は一部ついったーから。若干修正がありますが基本はそのまま。

Sat, Nov 07
01:18 次、村治佳織嬢の「ポートレイツ」なう
02:26 サンバーストは前にも演奏してたけど、今回のはいまいちだったなあ……。苦手なのかな……
02:28 村治佳織嬢「ポートレイツ」終了。サンバースト以外は満足しました(*´ω`*)
02:29 演奏もさることながら、編曲もGJだった
02:34 そういえば木村大もサンバースト演奏してたけど、あれはテクニックの面だけで言えば超人的とすら言えるほど凄まじかった。普通のテンポより更に速くして若さに任せた、良く言えば溌剌、悪く言えば機械的というような完璧すぎる演奏で度肝を抜かれたことがある
02:37 カンタービレで情感たっぷりに弾くような曲じゃないので、木村バージョンはある意味正しいのかもしれないけど、歌心という意味では村治バージョンの方が圧倒的に好き
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今更テクニックがどうとかそういう次元じゃないギタリストなので、要は表現力や歌心が焦点になりますが、様々なジャンルの垣根を跳び越えて益々表現に磨きがかかってきた印象を受けました。懐が広がったという感じ。
サンバーストは以前の演奏*1よりは随分落ち着いた表現になってましたが、それが当時に比べ心境の変化なのかなと思ったり。でもあの曲は苦手なんでしょうか。それとも単に本人が好みじゃないとか?あるいは私個人の好みではないという可能性も。今回の演奏はなんだかしっくりこないというか、演奏に精彩を欠くというかなんというか。語彙が貧弱なのでうまく言葉に出来ませんけど。
まとめ。何はともあれ選曲が大変好みばかりで、演奏も相変わらず素晴らしく(編曲も)、久しぶりにギターを弾きたくなりました。出来れば楽譜も出版して欲しいところ。
蛇足。欲を言えばもう少しオンマイクの録音が良かったなーと感じました。好みの問題かな……。

*1:「カヴァティーナ」収録のと比較して(ただし記憶頼りなので今聴くと違うかもしれない)