Omegaの視界 シキのはじまり/未解封のハコニハ・アキかけたシキのアイ:残 用語集・読み仮名集
「Omegaの視界」はサークル「ねこバナナ」制作の同人ノベルゲームです。
本作は兎に角固有名詞が豊富なので一度では中々記憶・整理が難しいことから、折角だから自分の整理用の用途も含めて、現在洗い出せる固有名詞・難読名詞etc...を出来る限り集め、そこに作中から読み取れる情報から説明を加えました。「Omegaの視界」はまだ未完なので、今後は用語の追加・更新・訂正が随時加わる予定です。現時点で間違いがある場合は随時訂正もしますので、気づいた方はご一報いただけると嬉しいです。
尚、当然ながらネタバレを大量に含みます。この用語集はプレイ後の整理用を前提として作られているので、一度プレイ済みの人以外はまだ見ないほうがよりゲームを楽しめます。
以下、あ行〜ら行、アルファベットまで順に記述されています。説明には「推定」という単語を用いた部分もありますが、作中の文脈からして確度が高いものにのみ使用しています。それ以外の確度の低いものについては「不明」、「?」、「〜と思われる」、あるいは全くの空欄としました。
番外編1:Omegaの視界を全画面表示でもアスペクト比固定する方法→20090829
番外編2:作中に出てくる謎言語の解読(拾い物)→□
2007/12/30追記:「アキかけたシキのアイ/予告編」に出る用語を追加。
2008/05/19追記:Omegania01の新情報を参考に用語を修正・追加。
2009/08/24追記:アキかけたシキのアイ:残の用語を一部追加・修正・更新。
最終更新日:2009/08/25
<あ行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
アイ | あい | 女性の名。眼鏡をしている。かれおの同僚。Ironと同一人物。v☆を使役。 |
赤の女王 | あかのじょおう | 八人姉妹を率いるトップの存在・ミリアムと目される。詳細不明。 |
アポクリファ | あぽくりふぁ | 正典に所収されなかった”外典”のこと。 |
雨山かれお | あめやま かれお | 真言より2つほど年上(22、3歳)。一カ所に定住せず全国放浪。宮さんの指定の本の探索・買い付け、飯窪本家の命を受けて雑用を担当。フェンリロスの遣い手。また、みみみ、アイ、サクラ、アルコとも同僚的関係。 |
綾目姫様 | あやめ きさま | 三春家の系列である綾目家の娘。克杖と同級生(4月で2年)。3人姉妹の1人。冬夏のお目付役みたいなもの。克杖は「きーちゃ」と呼ぶ。真言に対して「私のことわかりませんか」と聞いたが、過去の邂逅は不明。 姉妹の名前は「運(はこ)姉様」、「在夜(ありや)」が確認。前者が長女、後者が三女。 |
綾目家 | あやめけ | 三春家の系列の家で、東部の一相にあたる姓。土産屋「嘉多里辺茶屋」を経営。 |
アリス | ありす | |
アリスの詩 | ありすのし(うた?) | |
アルコ | あるこ | 人名。細目の女性。かれおの同僚。Call=R=Wと同一人物。ババッカナーリャガーを使役。 |
飯窪現実 | いいくぼ あらみ | 真言の母親。知狡の妹。飯窪本家を出て中央にいる。 |
飯窪源四 | いいくぼ げんし | 真言の祖父。婿養子。 |
飯窪知狡 | いいくぼ ちずる | 真言の伯母。飯窪本家の現当主であり、旅館「六母屋」の女将。真言曰く、馬鹿が付くほど真面目で堅い人間。 |
飯窪真言 | いいくぼ まこと | 主人公。飯窪直系の男子。「魔眼の刺し手」(「隠されたメッセージ」を参照)。また、自身がCAT(ねこ)である魔眼質者。「雫」でもある。「イーハ」が自身に存在する。 |
飯窪家 | いいくぼけ | 玄ノ森ではそれなりに古くからある家系。昔は三春家とともに本の蒐集をしていた。本家には三春家然り蔵があり、本家地下の隠し部屋には「家宝」がある。 |
飯食 | いーは | 飯窪本家が長年守ってきた何かを指す。 |
いぐしまめ | いぐしまめ | 飯窪家の「家宝」。およそYの字の形をした、平行した4枚の子葉のような形で、それぞれがヒトの眼のように見える不可思議な意匠の物体。材質不明。知狡曰く、これは仮面であり、正確な名称は忘れられ、ある時点から便宜的に「いぐしまめ」と仮称された。チノ曰く、方相氏が用いる4つ目の仮面に極めて性質の近しいモノで、これが飯窪家に渡って以来、飯窪の女当主および直系の男子のみが接触を許可されている。ただし当主であろうと女性はこれの管理保全担当に過ぎず、使用権限は男子にあるというしきたり。 「シの眼、3<4」においてチノが一瞬「Ig(イグ)」と呟く。これについての私見考察はページ最下部参照。 |
イツワ/黒の猫イツワ | いつわ/くろのねこいつわ | 「無楽の病の末裔の一」。最強の猫の内の一匹。魔眼の刺し手が切り裂き封じた。 |
偽りの黒 | いつわりのくろ | |
妹君 | いもうとぎみ | |
裏刀自様 | うらとじさま | 「西部の裏刀自様」。選律の異称。刀自とは女性の当主を指す。 |
大神雪鳴 | おおがみ ゆきなり | 真言の大学での友人。機械やヲタク系方面に強い。極度に疲労すると片側の眼で何かが「視える」らしい。DのPhase:10主体となる「茶黒の首」。 |
大黒(オオクロ) | おおくろ | 三春家の御神体・祀り神。オオクロサマ。 |
オシラサマ | おしらさま | 玄ノ森近辺で有名な蚕神。 |
<か行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
改宗 | かいしゅう | 「ペイルホワイト」により、その者が持つ意識・観念等を強制的にある理念に基づいたものへ変化させることと推定。要は一種の洗脳に近い。 |
隠されたメッセージ | 「その黒猫は大きな瞳をして」の序盤に登場する縦読み。画像→○ | |
嘉多里辺茶屋 | かたりべちゃや | 三春家の系列である綾目家が経営する土産屋。一階部分が売店、二階部分が土地の古老(語り部)による民芸話をする。 殺人事件でここの主(女性)が死亡。(綾目遊女と推定) |
家宝(飯窪家) | かほう | 「いぐしまめ」を参照。 |
紙様 | かみさま | 玄ノ森の神社、九抱山玄森神社のご神体。月狂跳の要素を持っている可能性がある。祭の時に神事で使われるが、それまでは場所など一切秘匿。一般への開陳はない。 |
狩屋克枝 | かりや かつえ | 三春家の系列である狩屋家の娘。姫様と同級生。冬夏のお目付役みたいなもの。言葉遣いが独特。姫様の言うことには逆らえない模様。 |
狩屋寧子 | かりや ねいこ | 三春家の系列である狩屋家の者。克杖の母。「七の当主」と推定。現在妊娠中。 |
カルロサ | かるろさ | 「猫の王」。Lu=Leを崩壊させ、自分に味方するものとそうでないものに分裂させた。また、自ら等を「WCL」と名乗る。 |
記憶の蔵庫 | きおくのぞうこ | WCLの異称。 |
規矩準縄 | きくじゅんじょう | 物事の基準となるもの。規則。手本。法則。のり。 |
奇士道具 | きさむら どうとも | 奇士家の当主。一人称は「僕」であるが女性で、銀色のような白髪。西國から来た。他人の援助(施し)を申し出ることが多いらしい。 |
キリアケ/麒麟緋 | きりあけ | 以前の持ち主(?)は飯窪現実。 |
四重奏団 | くぁるてっと | みみみ・サクラ・アルコ・アイからなるチームの名称。捕縛・攻撃・防御など連携プレイを主とする模様。 |
玖威 | くい | 西部の六相に位置する姓。 |
玖威価無 | くい かな | 玖威家の娘。 |
九相異羽 | くそうことはね | 九相の封紙により顕現する能力と推定。 |
九相の封紙 | くそうのふうし | 誰かが手に入れた「月狂跳」の一部らしきもの。詳細は不明。 |
九抱山 | くだきさん | 玄ノ森にある山。 |
九抱山玄森神社 | くだきさんくろもり(?)じんじゃ | 玄ノ森にある、三春家が神官を務める神社。 |
クララ・ミルハ・リデル | くらら・みるは・りでる | 宮岡門王水の本当の名。参照:宮岡門王水 |
黒の偽 | くろのいつわ | 茶黒の首と関連。 |
玄ノ森 | くろのもり | 地名。集落の古い名称のようなもの。元々は「書蔵守(しょくらのもり)」。現在は温泉郷。 |
月狂跳 | げっきょうちょう | ある特定の資料に相当する一群。 洋の東西を問わず、蠱物としての猫に関する伝承、文献。古代においては「猫の女神」、中世西洋では「魔女の猫」として、東洋、特にこのあたりの國では伝承上「猫鬼」と呼ばれる魔猫。屍を操り九つの生命を持つ死に近しい存在。そういった伝説伝承の類の記述や図像を飯窪は集めていて、それらを「月狂跳」と呼称。 |
ゴゴイチ | ごごいち | 飲食店名。 |
和音 | こーどねーむ | あだ名の意と推定。 |
異羽(憑羽) | ことわ(つくはね) | 何らかの機能・能力のことと推定。2つは同義語。 |
<さ行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
サクラ | さくら | 人名。色黒の女性。かれおの同僚。Shackleと同一人物。フロシルクを使役。 |
茶黒の首 | さくろのおうと | D(ド)と関連。”ミアキス”から分化した”D(ド)”の顕現体らしい。「ナナムシルorgの最初の出芽双体、ナナムシルaltの片割れ、つまり「黒の偽」の兄弟とでも言うべき」。作中では大神雪鳴が該当する。 |
三魂七魄 | さんこんななはく | 中国の道教での考え。いわゆる霊魂には魂と魄の2種類があり、前者は精神を支える気、後者は肉体を支える気を指し、またそれらはそれぞれ3つと7つあるという概念。(※とても大雑把に書いてます) |
三重偉大 | さんじゅういだい | 通常の意味に関しては「trismegistus」を参照。作中ではそれと異なる固有名詞として使用。即ち、魔眼の刺し手、呼び水たる月の雫、黒のイツワの十相たるイーハ。転じて、これら三位一体の体現者:飯窪真言のこと。 |
死屍無私 | ししむし | |
司書長 | ししょちょう | 「白様(しろさま)」を参照。 |
雫 | しずく | 事態を引き起こし差異を増幅させる、端的に表すと有るだけでイベントを起こす存在。飯窪真言が現代のそれに該当。 |
呼び水たる月の雫 | よびみずたるつきのしずく | 触媒。 それ自身は変化せず、事象確率を変化(主に増大方向、或いは平時との逆転)させると伝。反応速度の加速を為すもの。 かつて始祖アリスが、パラミアキスを降ろし調伏した際に存在したと。あるいは始祖本人か。(※出典:「神使八乃舞─或いはシキのナガメ─」最後にて挿入歌が流れる背景の文) |
シャルルなんとか症候群 | しゃるるなんとかしょうこうぐん | シャルル・ボネ症候群のこと。 |
十三番目の劇 | じゅうさんばんめのげき | 「福音光輝十二の悲劇」の後に起きている今のことを指すとされる。 |
書蔵守 | しょくらのもり | 「玄ノ森」を参照。 |
白様 | しろさま | WCL内で重要な位置にいる人物の呼称と推定。 類語:「最強の白」「白殿」「司書長」 |
白のミルハ | しろのみるは | 「猫の王」のねこ。ヒトに受肉した最強の白。参照→宮岡門王水 |
杉屋 | すぎや | 飲食店名。 |
禅 | ぜん | 初老の男性。本名不明。「ねこざんまい」の管理人。それ以外の役割の示唆が作中にあるが、詳細不明。 |
中心教義 | せんとらるどぐま | DNAからRNAの転写、蛋白質へ生成といった一連の流れ。 |
千野チノ | せんの ちの | 年齢不詳。常にマスクをしている。本人の言を要約すると、演技であり、スタイルであるとのこと(人がまず外見に抱くキャラクタリスティックな印象に敢えて忠実であれ、という意味?)。不気味なほど察しが良く、動作や言動には機械のような印象が強い。ThousandBrainsと同一人物。ペイルホワイトを使役。 |
センリ | せんり | 女性の名。名字はない。西部にいた。後にカミを割り振った時に玉梓(たまずさ)と名乗りだした。自分を含め六人の魔眼者を見いだした(七人目がドレミリア)。3と親和する者(=永久と推定)が現れたことにより不老を与えられた。 |
<た行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
玉梓 | たまずさ | 西部の五相にあたる姓。「センリ」を参照。 |
玉梓選律 | たまずさ せんりつ | 玉梓家当主。真言が劇の潜入の際に隣にいた、同じく部外者の眼鏡の女性。「西部の裏刀自様」と同一人物。猫を操る者。「冬夏を視た」。(?)(「新しき魔物たちは〜」にて初出) |
長久診療所 | ちょうきゅうしんりょうじょ | 永久(ながひさ)家が経営する診療所。三春家御用達。殺人事件によりここの者(三春の主治医:三の当主と推定)が死亡。 |
ツェロル(つぇろる) | つぇろる | 「猫の芽」、「猫の萌芽」。※「パストラリーの猫」、「狂ったテロメア」とも。 関連語:「ツェロルの悪夢」 |
ツキノモノ | つきのもの | |
十種神宝 | とくさのかんだから(じっしゅしんぽう) | 「先代旧事本紀」の「天孫本紀」の記載によるもので、物部氏の祖神である饒速日命(にぎはやひのみこと)が伝えたとされる十種の神宝。 |
とらいの式 | とらいのしき | |
ドレミリア | どれみりあ | アリスの直系。八人姉妹の末妹。 |
どれみりあ・りでる | どれみりあ・りでる | ドレミリアと同一。 |
頓悟 | とんご | 段階を経ず、一気に悟りを開くこと。 |
<な行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
永久卑尊 | ながひさ ひみこ | 三春家の系列である永久家の娘。長久診療所の医師。事件で亡くなった三春の主治医の実の娘らしい。冬夏曰く、「自分に得になる人間以外眼中にない」ような性格。 |
永久家 | ながひさけ | 三春家の系列の家。東部の三相にあたる姓。永久家は女子の世襲となっている。 |
ナナシ | ななし | |
ナナムシルalt | ||
ナナムシルorg | ||
ナニャドラ | なにゃどら | 青森県で行われる、キリスト祭の際の盆踊り唄のことと推定。因みにそこで歌われる言語は謎。 |
鍋島竹争 | なべしま たから | 八人姉妹の1人。この名は、この国での偽りの隠れ名。本名不明。 |
兄様 | にいさま | |
西石貴奴 | にしいし きぬ | 18歳。愛称は「きぃ」。大食い。長久診療所でバイトをしている。三春家の系列ではないが、系列の家と何故か色々と繋がりがある。小さい頃に真言と一緒に遊んだとのこと。ただしそれが真言本人であるかは不確定で、真言の方も「2歳年下の女の子に知り合いがいた」としか覚えておらず、それが貴奴本人である確証は持っていない。 |
猫が死ぬか自分が死ぬか | ねこがしぬかじぶんがしぬか | 作中では「かの詩人の作」とあるが、これは萩原朔太郎の小説「ウォーソン婦人の黒猫」に出てくる一文のことと思われる。 |
ネコガミ | ネコガミ | 三春の七家に伝わる8つのカミ。 |
ねこざんまい | ねこざんまい | 古書店。宮さん曰く、飯窪本家による道楽の延長。商売は建前。 |
猫の王 | ねこのおう | 名はカルロサ。ミルハからする「兄様」と同義。WCLを名乗り組織した中心人物。 |
ノート | のーと | 人名を指していると思われる。Note、Note-Dueとの関連及び同一かは不明。 |
<は行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
白雨カゲロウ | はくう かげろう | 人名。WC_NK:AntLionの和音。「コモンマイトサス」を使役。 |
パストラリーの猫 | ぱすとらりーのねこ | 元は人だった。「ツェロル」と同一かは不明。 |
八人姉妹 | はちにんしまい | LuLeの魔女の中でも特に指導的立場にあった者達。八人姉妹の生き残り=赤の女王とその眷属。 人物とねこの構成: ドレミリア・リデル / ベール 長姉ミリアム・シュブ / ケルベ=ロア エンドル・ファ / ガルガル オズマ・イース / ハスマリム ダーカ・イァンナ / マラキタルシシム ヴィヴ・アヴァ / デュナム イサリー / プロン ヨルダ・モノ / アルク=ベー |
ぱら・みあきす・めいる | ぱら・みあきす・めいる | パラ・ミアキスの雄(=male)のことと思われる。 |
パラミアキス=フィーメイル | ぱらみあきす ふぃーめいる | 「猫の王」のねこ。 |
使い魔(ファミリア) | ふぁみりあ | |
封紙 | ふうし | |
フェンリロス/月吼狼 | ふぇんりろす | かれおの持つ能力の名称。 |
福音光輝十二の悲劇 | ふくいんこうきじゅうにのひげき | 過去に魔女が関わったとされる事件のこと。 |
ペイルホワイト | ぺいるほわいと | 千野チノ(ThousandBrains)が使うねこ(あるいは能力の名称?)。「改宗」を行う。 |
ベロア | べろあ | 「肉を得たが故に獲得した対老化能を故障した。そのため新たな依代が必要」。 |
<ま行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
魔眼の刺し手 | まがんのさして | WCL内で切り札的存在。「Fascinum」、「男魔女」との関連・同一は不明。 関連:「飯窪真言」「隠されたメッセージ」を参照。 |
真然名無 | ましかり なな | 人名。和音はWC_001:GM。「固有真名を持つ」、「司書長のお気に入りの女子」。 |
蠱物 | まじもの | 魔力を持ったもの。呪い。人を惑わすものの総称。 |
祭 | まつり | 玄ノ森の町中でも行われるが、神事は三春家とその系列の家だけで行われ、外部の者は閲覧不可。九抱山の山頂で四月末日に行われる。 |
ミアキス | みあきす | 犬猫共通の祖先とされるほ乳類のこと。 |
御斎串魔眼窪 | みいぐしまめわ | |
三色の猫 | みいろのねこ | 三毛猫のこと。 |
水小月シカネ | みおおづき しかね | 人名。WC_NK:-cideの和音。「スロタラスモルト」を使役。 |
神使八乃舞 | みづはのめ、ミツハシ、みつはちのめ | 玄ノ森の高校で毎年新年度の春に行われる劇。歌や踊りが主だが、言語は全て謎。内容は、基本的に八乙女…八人の少女の神楽舞という雰囲気らしい。学校行事で、生徒と教師以外観覧不可(父兄含む)。読み方は他にも幾つかあるらしいが、克杖らは「みつはちのめ」と教わっている。四月末日の祭との関連は、言い伝えなどの点で「根っ子は一緒」。 |
身獲(盗)りの生やし | みどりのはやし | 「moon=calf」たる存在。 |
三春冬夏 | みはる とうか | 三春家直系の娘。18歳(4月で3年)。両親ともに邦人だが、金髪碧眼の持ち主。因習・しきたりなどが嫌いで家との関係は良くない。 |
三春のぎか | みはる のぎか | 三春家の現当主。冬夏の母。 |
三春家 | みはるけ | 玄ノ森では古くからある家系で、女系。代々当主は女で、婿取りをする。昔は飯窪家とともに本の蒐集をしていた。本家には隠し部屋を持つ大きな蔵がある。綾目や狩屋など系列の家も多く、関西にも三家ほどある。 |
みみみ | みみみ | 女性の名。かれおの同僚。御嬢と呼ばれる。Ender:333と同一人物。現行のIg,Type・Eの遣い手。雌雄問わずなれる「魔眼の刺し手」。テトルジャトートリスを使役。 |
宮岡門王水 | みやおか かどみ | 古書店「ねこざんまい」店長(古書肆)。本当の名はクララ・ミルハ・リデル。「猫の王」「司書長」の妹、最強の白。白透女。 |
ミリアム | みりあむ | 八人姉妹の長姉の称号。「七つの頭を伏して待つもの」 |
無楽の病 | むらくのやまい | 「NAI」、「ななむしる」と全て同義らしい。 |
飯守女の一族 | めしもりおんなのいちぞく | ここでは飯窪の一族を指す。 |
<や行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
八重洲うら | やえす うら | 人名。WC_NK:Beehiveの和音。 |
八少女 | やおとめ | カミに仕えし八人姉妹の候補。 |
八相 | やそう | 東部と西部にそれぞれ存在。四月末日の祭の際、一堂に会する。 <西部> 四相奇士(しそうきさむら) 五相玉梓(ごそうたまずさ)、センリ 六相玖威(むそうくい) <東部> 一相綾目(いっそうあやめ) 二相三春(にそうみはる)、ドレミリア 三相永久(みそうながひさ) 七相狩屋(ななそうかりや) 八相大黒(やそうおおくろ)……「三春が管理するただの○○(※空欄不明)」 |
遊女 | ゆめ | 人名。名字はおそらく綾目で、綾目家当主の名と推定。殺人事件により殺された。 |
呼び水 | よびみず | 参照:「雫」 |
<ら行>
用語 | 読み仮名 | 説明 |
---|---|---|
六母屋 | ろくぼや | 飯窪本家経営の旅館。宿泊部屋の名前が全て妖怪という奇特っぷり。 |
<アルファベット>
用語 | 読み仮名 | 説明 | |
---|---|---|---|
C | く | ||
Coven | かう゛ん | 一団の名称。「猫をカミにする」。また、通例では13人の魔女の集会を指す。 メンバー:重架空、蒼白穿、月吼狼(フェンリロス)、定義録器、v☆、酒露婆神、絞首様、五波羅蜜、誘烈圧、埋骸、全雑魚自動鏖殺(スロタラスモルト)、未羽蛹、 |
|
D | ど | 「茶黒の首」。 | |
der Schwarzwald | 章のタイトル。ドイツの地名を指す単語。和訳は「黒い森」。玄ノ森と掛けているジョークと思われる。 | ||
Deus ex machina | 作中では固有名詞として使用と推定。本来の意味はラテン語で「機械仕掛けの神」。 | ||
E凹 | 飯窪本家の家宝(仮面)のことを指す。 | ||
ESS:BoobyAce | 人名。和音:灰野ささこ | ||
E.S | |||
Ender | えんだー | WCL内の組織または一団の名称。 関連……Ender:333(=「みみみ」と同一人物の呼称) |
|
Fascinum | ふぁすしなむ | ラテン語で男根主義。あるいは魔力の象徴という意味合いを持つ。 | |
Ig | 「いぐしまめ」、あるいは抗体(免疫グロブリン:Immunoglobulin)を指すと推定。 | ||
Ig:TYPE・MEGA-D「P+」 | 飯窪本家の家宝(仮面)の正式な名称。 | ||
Iron | 人名。アイと同一人物の呼称。「Ironは元E.Sで、改宗させたのは彼女(=ThousandBrains)」 | ||
Kaleido | かれいど | 雨山かれおの異称。 | |
LinkableForm | |||
Lu=Le | る・り | ||
Lunatic Leap | 魔女の集団を指すと推定。各単語の頭2文字が共通するLuLeとの関連性は不明。 | ||
Miriam. SHOB | みりあむ・しょぶ | ミリアムの別称。 | |
mtEVE | えむてぃーいぶ | ミトコンドリアイブの略称。 | |
NAI | 「無楽の病」、「ななむしる」と同義らしい。 | ||
Note-Due | 「ノート」との関連、あるいは同一かは不明。 | ||
Omegaの瞳 | おめがのひとみ | 萩原朔太郎の散文詩の題名。作中ではそれとは異なる固有名詞として使用。 | |
prot-ein | 別名「魔女の乳酪」。奇士家のねこのちから。PHASE:4に相当。 | ||
prot-ein:Choker | 「息ふさぎしもの」。真言の首に付けられていたチョーカーの名称。 | ||
SHOB | ミリアム・シュブ。 | ||
trismegistus | 章のタイトルの一部。「三重に偉大な者」を意味する、ヘルメス神の異名。三重とは、哲学者・指導者・救済者の意。 | ||
WC_001:GM | 和音は真然名無。 | ||
WC_NK:AntLion | 和音は白雨カゲロウ。 | ||
WC_NK:Beehive | 和音は八重洲うら。 | ||
WC_NK:-cide | 和音は水小月シカネ。 | ||
Wc_Sc:ThousandBrains | 千野チノの異称と推定。 | ||
WCL | 組織の名称。「記憶の蔵庫」との呼称も確認。 | ||
White Corpuscle | 章のタイトル。和訳は「白血球」。 | ||
Yの欲動 | わいのよくどう | ||
Zenon | 人名。禅の異称と推定。 |
以下は私的考察の再掲載(2007/11/17の記事から抜粋)で、根拠はありません。客観的事実はあまり含まれないので注意。
・いぐしまめ→Ig→抗体?(免疫グロブリン:Immunoglobulinのことね)
Igとはチノさんの一言つぶやき。抗体のタンパク構造は二重になったYの字型だし、偶然にしては出来すぎだから作者の意図を感じます。「化楽天:しろのみるは、犬神白児猫又」の序盤において抗体の意味ともとれる使われ方をしているので、強ち間違いではないはず。この場合固有名詞のIgと抗体のIgと両方の意味でしょう。まあこれがどう繋がるのかまだわかりませんけど。
4つ目みたいなデザインも気になります。というのも、追儺の儀式において方相氏役の人は黄金の4つ目の仮面をかぶるし(この辺は本編でもちらっと触れてますけど)。追儺というと後に節分になる行事で(※追儺は大晦日)豆と繋がってくるしなー。節分の豆は転じて魔滅の意味も含まれるし、色々意味が掛かってるのかも?