悲しい目をしたマユゲ犬2.0

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ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編2・綿流し編2・祟殺し編2

それぞれ読了。原作は皆殺し編まで全てプレイ済み。
鬼隠し編ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 2 (ガンガンコミックス)ASIN:4757517041
レナのブチ切れっぷりが怖いです。厳密にはレナが壊れているわけじゃないんですが、その辺は後のネタバレになるのであまり言及しません。まあ鬼隠し編は盛大な叙述トリックということで(言ってるじゃん)。マンガやアニメだと映像化するからどうするのかと思ったらしっかりウソ描いていましたね。いいのかしら。まあ、叙述トリックものの映像化は難しいと思いますよ。映像にしてしまうと叙述トリックが多くの場合破綻しますから。それを避けるには映像をも偽らなければいけない、苦肉の策を取らざるをえないわけです。いわば反則技ですね。しかしそれは既に叙述トリックではないあたり本末転倒というべきか。文字情報オンリーだからこそ成せる技法は置換不可能なんですね。
綿流し編ひぐらしのなく頃に 綿流し編 (2) (ガンガンコミックス)ASIN:4757517106
これまた魅音のブチ切れっぷりが怖いです。厳密には(ネタバレ検閲)ということで。原作のあの「目」までしっかり描いていて背筋が寒くなりました。同じ手に2度も引っかかるとは私もダメですね。ラストがホラー仕立てなのでこれまたゾッとします。夜に読むと寝られなくなりますよ?私はチキンなので明るいうちに読みましたけど。怖いのは苦手です(いやホントまぢで
祟殺し編ひぐらしのなく頃に 祟殺し編 2 (ガンガンコミックス)ASIN:4757517122
他2冊も厚いですが、特に分厚いです。ひぐらしの世界を読み解く上でかなり重要な要素が多数含まれているのがこの編ですが、解答編(皆殺し編)をプレイしていない時はもうさっぱりでお手上げでした。マンガで改めて読み直すと色々と見えてきます。3つの編のうち、この編だけ鷹野さんから明確な悪意が感じ取れるのもミソだったのですね。これまた終盤からラストがホラー仕立てなので色々騙されそうになりますが、非常に巧く出来ています。個人的にはマンガ3作の中では一番好きな作品です。鈴木次郎氏だからという贔屓が一番ありますけど。