悲しい目をしたマユゲ犬2.0

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鷹野常雄・小畑健「BLUE DRAGON ラルΩグラド 1巻」

読了。
BLUE DRAGON ラル・グラド 1 (ジャンプコミックス)asin:4088743768
小畑先生のエロマンガが読めると聞いてうっかり請う乳購入。
なんか不純な動機が書いてあるように見えますが、それは目の錯覚です。ええ。
連載当時の第1話がネットで話題になったのは知っていましたが、リアルタイムでは連載を全く読まない派なので、今回初めて読みました。まあ、なんだ、とってもわかりやすい連載方針でごちそうさま。絵に関しては今更何か言うまでもなく非常に綺麗なのですが、アクションシーンが多彩な割には台詞がいちいち非常に説明的で、そのせいでテンポの悪さが些かありちょっと残念。世界設定解説は序盤でざっと済ませていますが、その後も無闇に説明的な展開が続くとちょっと、ね。勿論まだ序盤なので、新しいモノや概念が登場するのは仕方ないのですが。デスノートなどと違い爽快冒険活劇なら台詞量をもう少し減らしてもいいんじゃないかなと個人的には思ったり。
また、一部ではラルの動機が浅はか過ぎてダメだとかラルがエロ杉でイヤとかいう評価を目にしましたが、物語の出発動機が女のためとかそういうのは今更ツッコミを入れるところじゃないでしょう。エロマンガに対して「何でエロいのか」と言うようなものであり、それはそういうもんなんですと軽く流す所です。ならばどこにツッコミを入れるべきかというと、何故「週間少年ジャンプ」で連載なのか、という点ではなかろうかと。いっそ青年誌に置き現在よりもう少し表現を自由且つ大胆にした方が、現在のエロとアクションの中途半端なバランス加減をどちらの方向に対しても脱却できるんじゃないかと夢想するわけです。なんでエロスに対してこんなに力説してんでしょうね私。
まだ1巻ですからこれからどうなるか期待。そんな私は小畑画伯の絵大好きっ子。


……本編がえろいのですっかり忘れていましたが、これって一応メディアミックス作品なんですよね。元はXBOX360のゲームで現在アニメも放映中ですが、これだけなんかもう雰囲気からして全く別の作品になってるし、絵師を変えてまでメディアミックスするべき理由は一体どこにあったのか、原作ゲームを知らないだけにいまいち掴めません。まあいち読者としてはどうでもいいことですけどね。