悲しい目をしたマユゲ犬2.0

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長谷川沼田居展

いつぞやのNHK教育テレビの番組で紹介されていたので行ってきました。
洋画、日本画、水彩画etc、兎に角多彩でした。あまりに多彩でこの人自身の絵のスタイルというのがわかりにくいほどでしたが、50代あたりに描かれた(と思う)ひまわりの絵が非常にエネルギッシュで素晴らしかったです。この画家は60代後半になると全盲になってしまいますがそれでも描き続けており、晩年は書に近い作品も数多く残していました。どの画家にもある程度共通して言えることですが、年代ごとに見ていくと若い頃は様々なスタイルで描いており、習作に近いものが多くなりますが40〜50代あたりでようやくその人の個性と呼べる作品が生まれてくるように感じます。そういった意味では、画家の絵の展示は年代にそって並べられると作品の傾向や変移が見えてきて、画家を知る上で有効な手がかりになると思います。まあ展覧会を開くコンセプトにもよりますけれど。