壁井ユカコ「クロノ×セクス×コンプレックス 2巻」
読了。
ISBN:4048684051
絵師の交代があったので発売が長引きましたが、前作がいつだったかと調べたら9ヶ月前でした。そんなに経ってたのかー。
時間移動モノなので相当緻密に構築しないと矛盾が出やすいジャンルですが、そこは相変わらず巧みな伏線と筋道で読んでて安心出来ます。全く同じ場面描写でも人称視点を変えるだけで印象が全然異なっているというのはタイムリープならではだなーと思ったり。つまりミムラは天然誘い受け。
因みに前回の伏線一覧はこちら。→20091114
さて、これを踏まえて今回の伏線。
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- 入学辞退の東洋人らしき人物
- サイモン・リーの事件・当人の沈黙
- ルーシーの復讐
- 小町の不在
前回から回収したであろう伏線は、ニコ・ヨーコとメッシニ家との「ちょっとした怨恨」のみ(完全ではない気がしますが……)。ついでにニコの男嫌いの理由も一部兼ねてます。おおう、減るどころか増える一方ですね。まだ2巻ですし、これまた良いところで終わっているので続きを待ちます。